有田焼の陶芸作家、横田勝郎さんの安南唐草文様が美しいマグカップです。
有田焼には珍しい陶器作品であるこのうつわは、ロクロから絵付けに至るまで完全な手作りによるものです。サイドにはロクロ目の痕跡が残り、黒土に白化粧土を施すことにより現れるその濃淡に趣があります。
手描きされた絵付けは、安南唐草文様と呼ばれ、16世紀頃に安南(ベトナム)で作製された陶磁器のデザインの一つ。高温焼成によりやや流れる灰釉を用いることによって絵がぼんやりと滲み、緊張感のない柔和な雰囲気を醸し出します。
灰釉はやや厚く施釉されているようで、そのしっとりとした光沢感には気品すら感じられ、さらには全体を細かな貫入が覆い、魅力的な景色を作り出します。
がっしりと幅広に作られた取っ手は、素敵なデザインでこのマグにぴったり。その点においても横田さんのセンスの良さがわかりますね。
達者なロクロ技術によって作製されているため手取りも軽く、手作り感満載の秀逸な和食器に仕上がっています。
- サイズ
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径 約8cm×高さ 約9cm
- 重量
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約230g
- 内容量
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約180cc(8分目)
- 材質
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陶器
- 器肌感
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なめらか
- ご注意
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※手洗いを推奨。 ※直火・オーブン 不可。 ※電子レンジ温め程度 可。
※当サイトで扱う和食器は、作家が手作業でひとつひとつ作り上げたものです。使用する土や釉薬、焼成時の炎のかげん等により、毎窯ごとにうつわが表情や色を変えてしまいます。
ウェブサイトでは、それぞれのパソコン環境においても、うつわの色・雰囲気に差異が生じてしまいます。
画像のうつわは、あくまでもサンプルですので、まったく同じ物をお届けすることはできません。うつわのサイズや重さも平均値です。手作業ゆえ、どうしても多少誤差が生じてしまいます。あらかじめご了承ください。