織部や粉引作品で人気の陶芸家、山本一仁さんの白化粧線刻黄ドット5寸皿です。
山本一仁さんは埼玉県の山奥に工房を構えています。伝統的な織部とは趣きを異にする清廉で透明感のある美しい織部を主軸に、シックな黒釉や深い色に吸い込まれるような藍釉を使いこなし、遊びのある表情豊かな和食器を制作しています。
窯は独立時に自らの手で作られたとか。趣味として家具を作ったり、蜂の飼育をされるなどなんでも自前でやってしまう器用さと柔軟な発想から現れる自由な表情が、山本一仁さんのうつわの魅力といえるでしょう。
このうつわは、手ロクロにより一つ一つ作製され、表面にはわずかにロクロ目が残り、縁の部分にはソギを入れることにより変化をもたらしています。高台部分は、山本作と一目で判る三角形仕上げ、大胆なヘラ削りによる造形など、まさに手作り感溢れる仕上がりです。
白土に白化粧をかけ、マットな透明釉でモダンに仕上げられ、見込みには飴釉でドット文様を描き柔和でかわいい印象です。縁にはフリーハンドによるブルーの線刻、さらにその上から飴釉を巻くことにより、焼成の熱で溶けて玉のように流れ、線と混じりあう姿も窯変を巧みに操る山本さんならではの見事な演出です。
取皿としてちょうど使い勝手の良いサイズです。柔らかなアイボリーの器肌が、お料理を優しく包んでくれる素敵な和食器です。
- サイズ
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径 約16.5cm×高さ 約3.5cm
- 重量
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約330g
- 材質
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陶器
- 器肌感
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ややザラッとしている
- ご注意
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※手洗いを推奨。 ※直火・オーブン 不可。 ※電子レンジ温め程度 可。
※当サイトで扱う和食器は、作家が手作業でひとつひとつ作り上げたものです。使用する土や釉薬、焼成時の炎のかげん等により、毎窯ごとにうつわが表情や色を変えてしまいます。
ウェブサイトでは、それぞれのパソコン環境においても、うつわの色・雰囲気に差異が生じてしまいます。
画像のうつわは、あくまでもサンプルですので、まったく同じ物をお届けすることはできません。うつわのサイズや重さも平均値です。手作業ゆえ、どうしても多少誤差が生じてしまいます。あらかじめご了承ください。