京焼の陶芸家、武内秀峰さんの緑交趾飯碗のご紹介です。
数え切れないほどの洗練された文化をもつ京都。秀峰窯の三代武内秀峰は和食器の中でも特に繊細且つ艶やかなものが多い歴史ある地にて作陶されています。
秀峰窯の陶祖千葉吉蔵は、明治中期の会津本郷焼において染付の絵付け職人として希代稀なる名人と謳われ、号を「千山」と称し色絵の作品も手がけていたそうです。
現在の三代秀峰はロクロ成形や型成形等、成形技術を得意とし、その長い歴史のなかで育まれてきた染付磁器、交趾の作品をさらに進化させるべく日々研鑽を重ねています。
中国から伝わった交趾焼、現在では、ほぼ京焼・清水焼でのみ受け継がれる技法の一つになっています。目を引く鮮やかな色絵が特徴ですが、まずイッチンによる手作業により輪郭線を描き、その上から色むらが出ないよう上絵具を重ね、さらに低火度焼成を2度3度行うことにより、浮き出たような立体的な絵柄の美しい交趾焼のうつわが完成します。
内側には、染付により繊細なタッチで菱文様が手描きされ、このうつわの魅力を一段と高めています。また磁器ゆえの強度の高さも嬉しいポイントです。
梅の花をあしらったデザインと他のうつわにはない表面の凹凸感にも面白さもあり、京焼の優雅さを感じさせる逸品となっています。
黄色が美しい「黄交趾飯碗」もお勧めです。
- サイズ
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径 約11.5cm×高さ 約5.5cm
- 重量
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約170g
- 材質
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磁器
- 器肌感
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とてもなめらか
- ご注意
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※食洗機、乾燥機 可。 ※直火・オーブン 不可。 ※電子レンジ 温め程度 可。
※当サイトで扱う和食器は、作家が手作業でひとつひとつ作り上げたものです。使用する土や釉薬、焼成時の炎のかげん等により、毎窯ごとにうつわが表情や色を変えてしまいます。
ウェブサイトでは、それぞれのパソコン環境においても、うつわの色・雰囲気に差異が生じてしまいます。
画像のうつわは、あくまでもサンプルですので、まったく同じ物をお届けすることはできません。うつわのサイズや重さも平均値です。手作業ゆえ、どうしても多少誤差が生じてしまいます。あらかじめご了承ください。