陶器の産地、信楽焼の陶芸家で陶人形を多く手掛ける前川さんの、ほほえましい鬼のご紹介です。
地元信楽の粗土を使用し、変化に富むマットな灰釉によって焼き上げられたこの陶人形は、そのゴツゴツした器肌感、髪の毛の質感など絶妙なヘラ使いで仕上げてあります。前川さんならではの人形作りに対するセンスの良さ、デザイン性の高さなど魅力溢れる作品です。
狂暴なイメージで悪の象徴と捉えられることの多い鬼ですが、魔除けとして祀られる鬼は全国各地にあり、民衆に福をもたらす鬼も多数存在します。
この鬼は、私の個人的な感想としては、どちらかというと子供鬼という感じです。勿論迫力満点ではありますが、よく言われるいかついイメージだけではなく、やんちゃで愛らしく愛嬌たっぷりです。
前川さんのまさに鬼に金棒の陶人形の世界、堪能してみられてはいかがでしょうか。
- サイズ
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幅 約12cm×高さ 約10cm
- 重量
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約950g
- 材質
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陶器
- 器肌感
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ザラッとしている
※当サイトで扱う和食器は、作家が手作業でひとつひとつ作り上げたものです。使用する土や釉薬、焼成時の炎のかげん等により、毎窯ごとにうつわが表情や色を変えてしまいます。
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画像のうつわは、あくまでもサンプルですので、まったく同じ物をお届けすることはできません。うつわのサイズや重さも平均値です。手作業ゆえ、どうしても多少誤差が生じてしまいます。あらかじめご了承ください。