陶器の産地、美濃焼の陶芸作家、中尾彰秀さんのとても味わい深い焼酎カップです。
小石が混じる少し粗めの土を使い、内側の織部釉が熱に溶けて流れ出し表情豊かです。また外側にはやや光沢のある黒釉が施され、その掛け分けによる色使いは渋く決まっていて陶器らしい趣がありますね。
ロクロで一気に挽き上げられたせいか、全体に得も言われぬ歪みを生じ、また下部分を楕円形に押しつぶし、さらに自由奔放なヘラ削りを施した様は、手作り感に満ち溢れています。その表現力は、中尾さんの卓越した感性そのものです。
このうつわは手取りも軽く、少し反った縁作りは飲み易いもので、指掛かりの良さにも一役買っています。さらには下部分を楕円に押しつぶした形が、横から挟むようにしますと持ち易く、滑らせての落下の心配もあまりなさそうです。
大容量の約270cc(8分目)は、ロックでもお湯割りでも十分に対応できる、焼酎ファン待望の和食器となっています。
- サイズ
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径 約8.5cm×高さ 約9cm
- 重量
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約220g
- 内容量
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約270cc(8分目)
- 材質
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陶器
- 器肌感
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ややザラッとしている
- ご注意
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※手洗いを推奨。 ※直火・オーブン 不可。 ※電子レンジ温め程度 可。
※当サイトで扱う和食器は、作家が手作業でひとつひとつ作り上げたものです。使用する土や釉薬、焼成時の炎のかげん等により、毎窯ごとにうつわが表情や色を変えてしまいます。
ウェブサイトでは、それぞれのパソコン環境においても、うつわの色・雰囲気に差異が生じてしまいます。
画像のうつわは、あくまでもサンプルですので、まったく同じ物をお届けすることはできません。うつわのサイズや重さも平均値です。手作業ゆえ、どうしても多少誤差が生じてしまいます。あらかじめご了承ください。