陶器の産地、美濃焼の人気作家、佐藤和次さんのタタラ作りによる三角小鉢です。
なんと言っても目を引くのは、このうつわの正面、裏面、見込みの中の3ケ所に大胆に配された椿文様です。鼠志野の技法を巧みに用いて、白椿の花びらを、また鉄絵の具による一筆描きで、葉や雄しべを伸びやかに描き、椿文様を表現しています。
でも、その華やかな主役の椿文様が、お料理を盛り付けると主張することなく、逆に周りから引き立て役に代わってしまうのがなんとも不思議です。
また、トロリと溶けた長石釉が、しっとりと器肌を覆い、釉が薄い部分には窯変による火色やコゲが所々現れ、彩を添えています。
小鉢としては勿論のこと、手取りも軽く汲出としてお茶やコーヒーをいただいても丁度良いサイズの和食器です。醸し出す上質感とともに、多様な使い回しが出来るのもうれしいところです。
- サイズ
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約10cm× 約9.5cm×高さ 約7cm
- 重量
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約170g
- 内容量
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約170cc(8分目)
- 材質
- 陶器
- 器肌感
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ややザラッとしている
- ご注意
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※手洗いを推奨。 ※直火・オーブン 不可。 ※電子レンジ温め程度 可。
※当サイトで扱う和食器は、作家が手作業でひとつひとつ作り上げたものです。使用する土や釉薬、焼成時の炎のかげん等により、毎窯ごとにうつわが表情や色を変えてしまいます。
ウェブサイトでは、それぞれのパソコン環境においても、うつわの色・雰囲気に差異が生じてしまいます。
画像のうつわは、あくまでもサンプルですので、まったく同じ物をお届けすることはできません。うつわのサイズや重さも平均値です。手作業ゆえ、どうしても多少誤差が生じてしまいます。あらかじめご了承ください。