陶器の産地、信楽焼の陶芸家、前川さんのねむり猫３種のご紹介です。
信楽の粗土を使用した本作は、３作ともに櫛目を上手に使い猫の毛並みを表現しています。顔の表情もシンプルな彫り込みにもかかわらず、猫の特徴をよく捉えていて、前川さんの動物に対する観察眼の高さ、作陶における表現力は折り紙つきです。
キジ猫は、白い毛の部分があるので厳密に言えば白キジというのでしょうか、まん丸な寝姿を見事に再現しています。櫛目によって毛並みを、そして濃淡のある茶の絵具で彩色した姿は、とてもリアルな仕上がりで、まるで本物の猫のよう。
ブチ猫は、白と黒の二毛で形はキジ猫と同じ作りです。こちらもまん丸な寝姿が実にかわいらしく、黒毛の部分をハート形に絵付けしているのは、前川さんの遊び心でしょうね。
トラ猫は、形が少し違っていてリラックスした寝姿がほのぼのとした雰囲気です。背中にはトラ柄が絵付けされ、キジ・ブチよりも櫛目を強く入れ、肌感をより粗く仕上げてあります。陶器らしさを感じられる作品です。
適度な重さがありますので、ペーパーウエイトとしてのご使用もお勧めです。すやすやと寝ている姿を見ているだけで心癒されますね。陶人形ならではの温かみが感じられる素敵な作品となっています。
- サイズ
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約8.5cm×約6cm×高さ 約3.5cm
- 重量
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約180g（キジ・ブチ） 約150g（トラ）
- 材質
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陶器
- 器肌感
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ザラッとしている
※当サイトで扱う和食器は、作家が手作業でひとつひとつ作り上げたものです。使用する土や釉薬、焼成時の炎のかげん等により、毎窯ごとにうつわが表情や色を変えてしまいます。
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